かっこいい匠たちvol.1

仕事も釣りも「想像力」と「感謝」

 

 

 

住宅の擁壁、ブロック、フェンス、コンクリート、カーポート、土間、道路や縁石などの公共の仕事など様々な外装工事を手掛ける。

 

“辛い時代が自分を成長させてくれた”

この仕事に携わって25年。最初は土木の仕事から始めた。「外の仕事は、夏は暑いし、冬は寒い。汚れるし、労働時間も不定期です。でも、人が安全に暮らすためには大事な仕事。誰にでもできる、と考える人もいるのですが、だからこそきちんと価値を出したい、という想いを頑張る原動力にできました。」仕上げの違いは年月が経つにつれて確実に出てくると言う。大変な時はあっても、仕事をきちんと全うしてきたという自信が伝わってくる。

 

“相手の気持ちになって想像し、要望以上の「新しいカタチ」を生む“

「外装工事は何もないところからカタチにするのが楽しい。達成感もあります。」特に会社を独立してからは「お客さんの要望に対して、どれだけ相手の気持ちになって捉えられるか、気遣えるか、が大事だと思うようになりました。」想像力を持って、顧客目線でイメージを共有し、カタチにするのが「職人」の力。顧客の要望以上のものをプロとして提案できることが価値だと考えている。「様々なお客さんの要望に応えていくうちに、工夫次第で何でもできると思うようになりました。今では、外装工事に関わる様々な仕事を広く受けられるようになり、視野も広がった。

 

“趣味の釣りはプロ級”
“魚の気持ちになってヒット連発!”

仲間うちでは「野生の勘で釣りをする男」とも言われている。太刀魚、イカ、真鯛、鯵などから、難しいと言われる赤ムツも、出れば必ず数匹は釣る「赤ムツのプロ(?)」。静岡市清水区三保に釣船も持っている。「魚探知機を見ながら海の中の様子を想像するんです。夏だったら岩蔭に、冬だったら日向に、産卵の時期には魚はよく食べるので小魚が多い場所など、魚の気持ちになって、どこに居そうか狙いを定めます。自分がイメージした居場所がヒットすると、とても嬉しいです。」食べるより釣る方が好きで、友人と一緒に行くと、釣った魚はあげてしまう。「遊びでは損得は考えない方がいい。良いつながりは何かしらで自分に返ってくる気がしています。」みんなが楽しくできることが一番、そうすることで良いことの相乗効果が生まれ、充実感にもつながっている。

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“「ありがとう」でいいサイクルを創る”

“「ありがとう」で良いサイクルを作る” 「感謝の気持ちをきちんと伝えることも大切にしています。昔は、特に家族にはできませんでしたが、意識しているうちに、身近な人にも自然にできるようになりました。『ありがとう』と口に出していると、心から人に感謝できる人間になっていくような気がしています。そうすることで人と仲良くなるスピードも速くなったと思います。」感謝を表現することで、より良い人間関係を作っている。

 


《スタッフの一言》

要望をそのまま聞くだけではなく、相手の気持ちへの共感と状況分析、想像力を駆使して「イメージ」をより良い「カタチ」に作り上げるしげるくん。このプロセスを本当に楽しいと思えるからこそ、良い仕事ができるのだと思いました。駿河湾近海の赤ムツ、食べてみたいですね

 

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